受け入れして、良かった!!

6月4日から始まった、トライやる・ウィーク。

県内の中学2年生を対象に、地元企業が生徒を受け入れ、地域に根付いた学びの場を守り、体験を通じて生きる力を育むことを目的とした意味合いで、職業体験をするというもの。

地元兵庫県のみの事業のようだ。←おそらく

この時期になると、受入事業所には(〇〇中学校トライやる・ウィーク実施中)と表示されたのぼり旗が設置され、それを見るたびに、来年こそは必ず受け入れを開始しようと思いつつも、できない期間が2.3年続いた。平成30年、21回目の実施でようやく我社でも受入れを開始した。いや、開始しないといけないと思ったのが正直なところだ。

では、なぜ開始しないといけないと思ったのか?

我社は地元ではかなり歴史のある印刷会社で、創業85年になる。個人事業主の方が多いこの地域の印刷会社にとって、我社は法人格として、次世代に繋げていかなければならない宿命を背負っていると私は感じている。

今回のトライやる・ウィークの受け入れ意図は、当然、子どもたちに職業体験をしてもらうことが大前提であるが、私自身は社員教育の場としての意味合いが大きい。なぜなら、我社は長らく社員を採用していない。だから、部下がいない。その為、教える(伝える)ことがなく、言われることが当たり前になってしまっていることが常だからである。

受動的に業務をこなすことは、私が考えたイメージをスタッフに伝え、形としてデザインデータ化すること。クリエイティブスキルが高いスタッフだと、私のイメージを超えることはよくあることだ。だが、それではスタッフの実務以外の部分、後輩がいないので、部下を育てる(上司と部下)教育にはならない。

それとは対照的に、能動的に業務をこなすとは、自発的に考え、教え(伝え)て、行動すること。部下ではないが、中学生の子どもたちに自分が考えたことを、わかりやすく伝え、実践してもらうことを体験して欲しかった。

「今まで、自分が伝えることしていないから戸惑った」、「もう少し準備しておけばよかった」、「始めはどうなるか心配だったけど、実際スタートすると楽しみだった」等、後日の社内MTGで自身の反省材料も含め、発展的な意見を述べてくれた。

 

トライやる・ウィークが終わり、また日々の通常業務が始まった。

今までは考える必要性がほぼ無かった能動的に考え、教え(伝え)ることの役割(重要性)。

今後はそのことを肝に銘じながら、業務にあたってもらいたい。

 

私は、受け入れを実施して本当に良かったと思っている。